活動レポート(2021年11月27日)

出戻りラピドリ団員もっちゃん@vlaです!本日11月27日、演奏会前最後の「通し練習」が行われました。活動レポートをお届けします!

通し練習、すなわち演奏会の全プログラムを、本番さながらに最初から最後まで通して演奏してみる練習のこと。

ただでさえ気力勝負の通し練ですが、今回のプログラムは何を隠そう「クロノ・トリガー全登場楽曲」、全て連続して演奏すると並大抵のボリュームではありません。実演奏時間だけで実に2時間半、曲数はしめて60曲以上!

楽器を演奏される方にはお察し頂けるかと思うのですが、大人数でひとつの音楽を生み出し続けるには信じられないほどの体力と集中力を使うものです。楽譜の通りに音を出す……それは演奏のごく一側面。指揮棒の示すたゆまぬ理想を汲み、自分の音色への集中を絶やさず、その時々に生み出される周囲のリズムを常に意識して、♯を落とさず、♮も忘れず、休符を数え間違えず……

そうして2時間半ものあいだ続ける演奏は山あり谷あり、喜びあり哀しみあり、出逢いあり戦いありの、まさしくひとつの長い旅、長い冒険に他なりません。ストーリーに沿って演奏される楽曲群であるからなおのこと。クロノ・トリガーという一つの物語の再現であり、極上の追体験です。

普段の練習では中々出来ませんが、こうして通し練習をしてみると、一つのゲームの全曲を演奏するプログラムの意義を一際ひしひしと感じたものでした。企画運営、技術に渉外、編曲に尽力して下さった団員さんへの感謝を忘れずに抱きつつ、こうして実現が現実的に近付いてきたことを本当に嬉しく思います。

次にわたしたちが全ての楽曲を通して演奏出来るのは、多分きっと演奏会本番当日になるでしょう。三年越しに作り上げてきた冒険の旅、ぜひお聴き届けください。京都コンサートホールの舞台で気合いを入れてお待ちしております!

今回ご紹介する写真はこちら!


今回の通し練習は、初めてハープが参加した練習でもありました。

実際に生で音色を聴いてこんなに感動する楽器、なかなか無いのではないでしょうか? 個人的にはクロノとマールでちょっと涙ぐみました。本番をどうぞお楽しみに!